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つまらないリハビリで介護予防はできない

見出し始めました。

突然ですが、他人様のブログを見る時にすごく見やすい色付きのバーで分けてるやつの使い方がわかりました。ググるってすごい!!

つまらないリハビリ

皆さんリハビリ楽しいですか?

就職したてで、よし頑張るぞーなんて頃は毎日やりがいあって楽しい!

ちょっぴり給料安くても頑張るぞー!

なんて思ってました。

 

そのうち、〇〇医師はなんでリハビリ依頼出してるの、この人やっても意味ないよ。

でも文句も言えないし、、はぁ、つまらない。

何て経験あるんじゃないでしょうか?

そう、あなたがつまらなく感じること、それをストレスに感じるように、実は患者さん、利用者さんもつまらないリハビリにストレスを感じています。 現在のリハビリの大まかな流れは、①機能、②方法、③場所の環境設定をして後は本人次第というような状況であると認識しています。

①機能 

リハビリ職好きな筋力や最近注目の栄養状態、覚醒なんかの体全体の機能

②方法

機能に合わせて最大限力を発揮する運動学習や方法の学習

③場所

部屋を直すとか、スロープのある場所を選んで出かけるなど、環境の選択

 

しかしそのあとは本人次第......

でも、なかなかやる気って難しい。

 やる気のアセスメントはしていますか?できるADL,しているADL,したいADLと言った感じでしょうか?

 結局本人にとってしたくないADLだと、やらないのですよね?

 

そもそもやる気ってなんだ?

やる気ってなんだろう?

 私は自分が嫌なことでも、その先に楽しみがあると乗り切れたりします。

よくこれが終わったら〇〇があるから頑張るぞーってのありますよね?

人によって飲み会、旅行、アイドルのコンサート、嫌な事を乗り切る達成感など。

 これらは脳が未来の結果が出ていない状態でも行動の動機づけをしている状態です。

その物質とは!!

 

ドーパミンです。

 動機付けですので、結果が出ると下がってしまいます。

 欲しいものは買う直前、食べたい物は口に入れる直前。賭け事は当否結果がでる直前に最高潮。

 しかし、高齢者では物理的にドーパミン量がすくなくなる。

20歳を頂点に毎年10%低下していく

50代で70%

70歳で50%

(東京都老人総合研究所の青木敏彦先生)

やる気50%なわけですよ!

 高齢者はセラピストに対して、あなたたちのようなやる気90%の人の価値観なんて無理よ!って思ってます 笑

自主トレーニングもここが問題。

ちなみに理論上残り20%到達で誰でもパーキンソン病になるようです。 

 

 実はこの問題は現在作っている転倒予防のアプリケーションのマーケティングに大きく関連しています。

 以前書いた記事↓ 

social-pt.hatenablog.com 

転倒予防の社会的な必要性はある。

でも、そのニーズって本人にあるの?

 実は私は一般向けのフィットネスにも関わっているのですが、長く続けられている方は、体に対してやや不安を強く感じる人です。

 90%の方は治るかもって思って取り組み始めると、動機付け物質ドーパミンが低下していくのでしょう。

ここでも多くの方にヘルスケア、介護予防はつまらないということが体現されてしまいました。

 

そんな時、やる気の問題解決の兆しキター! 

先日ツイッターでいいねしてくれた。

nell(@nell7pizzaworks)さんの記事

thinkalife.com 

この方UXを学ばれていると。

そうか、UXか! 

 

ん?UX?

 UX検索っと!

 え?今更聞けない!?

ferret-plus.com

 

なるほど。

現代で体感や経験がサービスになってきている中では、これを高める事がサービスの本質に思えてきた!

 

✕介護予防する事そのものの価値

〇それに取り組む楽しさに価値

 

この考え方は実は、介護保険事業全般に言える事です。

UIに関しては様々な工夫に取り組んでいる事業があります。

生活が円滑に回ることは楽しさではありません。苦しさの回避行動です。この回避行動には入り口であるUIの工夫が大事になる。

しかし、そこに体験としての楽しみが何なのかを分析しないと、継続的な取り組みは難しい。だからUXのデザインを考えることが介護予防、予防医療の未来につながる。

 

 実はこれ経営でも同じことが言えます。入社するまでがピークですと、時間経過とともに働く意欲は低下します。

会社経営にもUXデザインは今後必須の考え方になりますね。

UXデザイン勉強してみます。

 

そうだ!

nell(@nell7pizzaworks)さんに会いに行ってみよう!

いつかお話聞けたらと思います。